展覧会情報

屏風にあそぶ春のしつらえ ―茶道具とおもてなしのうつわ – 豪華絢爛なパレードを描いた屏風が春を彩る

泉屋博古館分館では2月25日から5月7日まで「屏風にあそぶ春のしつらえ ―茶道具とおもてなしのうつわ」が開催されている。

伊年印 四季草花図(左隻)

 

屏風の歴史は古く、中国の漢時代より存在しており、日本では7世紀頃に朝鮮半島から伝えられたと言われている。

屏風は「風を屏(ふせ)ぐ」と書くように、本来は風や人目を遮るための調度品である。しかし奈良時代以降、宮廷や寺院の儀式などで主に用いられるようになり、権威を象徴するものとして考えられるようになっていった。そのため時の権力者達は自らの権威性を示すため、屏風に絵画や書など装飾を施すようになり、屏風は調度品から日本を代表する芸術へと昇華していったのである。

 

二条城行幸図屏風(左隻)

 

今回の展覧会では江戸時代・寛永3年(1626)、将軍・徳川家光、その父秀忠の招きに応じ、後水尾天皇が京都・二条城に行幸する様子を描いた《二条城行幸図屏風》を展示する。総勢3226名に及ぶ行幸と観衆の様子を細密に描き込んだ画面は、行幸の華美や喧噪を鮮やかに伝え、まさに圧巻の一言と言える。また、貴重な茶道具や新収蔵品のうつわのコレクションも展示されているので、屏風の華やかな春の世界観とともに楽しみたい。

 

原羊遊斎 椿蒔絵棗

 

 酒井抱一 椿蒔絵棗書状

 

トップ画像:二条城行幸図屏風(右隻)

開催期間 2017年2月25日(土)-5月7日(日)
《前期》2月25日(土)-3月26日(日)
《後期》3月30日(木)-5月7日(日)
開館時間 午前10時00分~午後5時00分(入館は4時30分まで)
月曜休館 (3/20は開館)、3/21、3/27-29(展示替のため)
会場 住友コレクション 泉屋博古館分館
住所 〒106-0032 東京都港区六本木1-5-1
HP http://www.sen-oku.or.jp/tokyo/program/index.html

About

同志社大学卒業。日本生命相互会社、朝日税理士法人、HIPHOPダンサーを経て起業。現在は世界中のアンティークやアート、クラシックカメラを販売する会社を経営している。また、ライターとして雑誌やwebを始めとした媒体で執筆やインタビューなども手がける。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です