Bunkamura ザ・ミュージアムでは2017/4/29(土・祝)から6/25(日)まで、「ニューヨークが生んだ伝説 写真家 ソール・ライター展」を開催する。
ずば抜けた色彩感覚で撮られた写真で「カラー写真のパイオニア」と称されたライターの作品が一堂に集まる日本初の回顧展だ。
《57丁目で撮影するソール・ライター》 (撮影:マーギット・アーブ) ⒸSaul Leiter Estate
ソール・ライター(Saul Leiter 1923-2013)は、アメリカピッツバーグに生まれた。父は高名なユダヤ教の学者で、ライターも同じように一度はユダヤ教の指導者を目指し神学を学ぶが、一転画家を志してニューヨークへ渡る。そこでRichard Pousette-DartやW. Eugene Smithらと知り合い、彼らとの交流の中で写真に興味を持つようになる。長年ファッション誌のフォトグラファーとして活躍していたものの、写真家として彼の作品が注目された始めたのは晩年になってからだ。
ソール・ライター 《雪》 1960年 発色現像方式印画 ソール・ライター財団蔵 ⒸSaul Leiter Estate
ソール・ライターの写真は、絵画的であるとよく評される。都心の何気ない日常を切り取った作品の大胆な構図やぼかし方は、同時代の他のニューヨークの写真家とは異なるものだ。ライターの撮る美しい写真は、同じ時に同じ場所にいたことなどないのに、どこかノスタルジーを感じさせてくれる。
トップ画像: ソール・ライター 《足跡》 1950年頃 発色現像方式印画 ソール・ライター財団蔵 ⒸSaul Leiter Estate
開催期間 2017/4/29(土・祝)-6/25(日)
休館 5/9(火)、6/6(火)
時間 10:00-18:00(入館は17:30まで)毎週金・土曜日は21:00まで(入館は20:30まで)
会場 Bunkamura ザ・ミュージアム
住所 東京都渋谷区道玄坂2-24-1
公式ページ ニューヨークが生んだ伝説 写真家 ソール・ライター展