展覧会情報

1枚に広がる映画「池田学展 The Penー凝縮の宇宙ー」

金沢21世紀美術館では、2017年4月8日から7月9日まで「池田学展 The Penー凝縮の宇宙ー」が開催中です。

雄大な自然と文明とが、不思議なバランスで共存する世界。
1つの画面の中にうごめく、いくつものストーリー。それらは、まるで1枚の中に広がる映画のよう。繊細かつ壮大な作品たちに、誰もが魅了されるはずです。

 

緻密に描かれた大画面

丸ペンにカラーインクで描く、というシンプルな手法を用いて、大きな画面を濃密に描きこんでいく池田学。1日に描くことができるのは、握りこぶしほどの面積なのだそう。

小さな画が積み重なり、広がりをみせて、やがて画面には作家自身の想像をも超えた世界が立ち現れてきます。例えば「予兆」(2008)に描かれる大きな波は、2011年の東日本大震災を予言していたかのようで、ドキリとさせられます。

 

《予兆》 2008 株式会社サステイナブル・インベスター(神楽サロン)蔵 撮影:久家靖秀 “Foretoken” KAGURA Salon / Sustainable Invester CO., Ltd. Photo: KUGE Yasuhide ©IKEDA Manabu, Courtesy Mizuma Art Gallery

 

大注目の新作「誕生」!

2016年11月に完成したばかりの新作「誕生」。米国ウィスコンシン州チェゼン美術館の滞在制作プログラムにより3年をかけて制作されました。彼が手がけた中で最も大きい作品です。実は制作途中、右手負傷というトラブルに見舞われていますが、見事作品に昇華させています。

ちなみにこの作品は、池田学の出身地である佐賀県の県立美術館が1億3200万円で購入すると発表しています!

 

《誕生》 2013-2016 “Rebirth” 2013-2016 Photo by Eric Tadsen for the Chazen Museum of Art ©IKEDA Manabu, Courtesy Mizuma Art Gallery

 

見応えありの約120点

最初期の作品から「興亡史」などの代表作、新作「誕生」まで約120点が大集結。これまで池田学が手がけた作品のほぼすべてが一堂に会します。日本で公開されることの少ない海外所蔵の貴重な作品もあります。
国際的に活躍するアーティスト池田学の日本初大規模個展を、どうぞお見逃しなく!

 

《Meltdown》 2013 チェゼン美術館 “Meltdown” pen and ink on paper Chazen Museum of Art ©IKEDA Manabu, Courtesy Mizuma Art Gallery

トップ画像:《興亡史》 2006 高橋コレクション 撮影:宮島径 “History’s Rise and Fall” TAKAHASHI COLLECTION Photo: MIYAJIMA Kei ©IKEDA Manabu, Courtesy Mizuma Art Gallery

展覧会情報

「池田学展 The Penー凝縮の宇宙ー」
会 期:2017年4月8日(土) 〜2017年7月9日(日)
時 間:10:00〜18:00(金・土曜日は20:00まで)
会 場:金沢21世紀美術館 展示室1〜6
休場日:毎週月曜日(ただし5月1日は開場)

金沢21世紀美術館webサイト「池田学展 The Penー凝縮の宇宙ー」

何気なく足を運んだ美術館の展覧会に魅了され、当時勤めていた会社を辞めて、アート業界へ。ギャラリー、財団、アートオークション会社などで経験を積み、現在はフリーライターとして活動中。

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