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映画の教室 2019 PR映画にみる映画作家たち

開催期間2019年5月8日(水)~2019年7月3日(水)
時間7:20pm開始[7:00pm発券・開場]
会場国立映画アーカイブ 小ホール
ホームページhttps://www.nfaj.go.jp/exhibition/filmclassof2019-pr/
住所東京都中央区京橋 3-7-6
お問い合わせ先03-5777-8600
『生命の流れ』
『ある機関助士』
『草原の子テングリ』Ⓒ1977雪印乳業(株)・(株)桜映画社
『マリン・スノー』
日本が復興から高度経済成長へと移行する1950年代半ばから、行政や企業がスポンサーとなって製作されるPR映画の数は急増しました。映画作家たちは、スポンサードという枠の中で、ドキュメンタリー、劇映画、アニメーション、実験映画など、さまざまな手法で創造性に富んだ作品を生み出しました。本企画では、1950年代~80年代のPR映画における映画作家たちの作品を、製作会社ごとに紹介します。各回、研究員による解説付きです。映画の基礎を学びたい方々のご参加をお待ちしております。

開催日:2019年5月8日(水)22日(水)6月5日(水)19日(水)7月3日(水)
7:20pm開始[7:00pm発券・開場]全5回・隔週水曜・研究員による約15分の解説付き

会場:国立映画アーカイブ 小ホール 定員:151名
★各回の開始後の入場はできません。

料金:一般520円/高校・大学生・シニア310円/小・中学生100円/障害者(付添者は原則1名まで)、国立映画アーカイブのキャンパスメンバーズは無料


◆第1回 5月8日(水) 電通映画社:亀井文夫・樋口源一郎
日本電報通信社に端を発する電通映画社は1943年に設立され、PR映画、教育映画、CMなど幅広く製作。亀井文夫によるPR映画の代表作とも言える『いのちの詩』は、恋愛、結婚、出産などを通して生命の力強さと大切さを描く物語で、第1回日本産業映画コンクールで奨励賞を受賞した。樋口源一郎の『生命の流れ』は、人体を流れる血液の働きを、詳細かつドラマチックにとらえている。

上映作品(2作品、計65分)
いのちの詩(39分・カラー・1959年・監督:亀井文夫・企画:日本生命保険相互会社)
生命の流れ―血液を探る―(26分・カラー・1967年・監督:樋口源一郎・企画:第一製薬株式会社)

◆第2回 5月22日(水) 岩波映画製作所:黒木和雄・土本典昭・羽田澄子
岩波映画製作所は1950年に創業し、文化・科学映画や教育映画、PR映画を製作。羽田澄子が脚本、寺山修司が主題歌の歌詞を書いたミュージカル風の羊毛PR映画『恋の羊が海いっぱい』は、日本のPR映画史において特筆すべき異色作。土本典昭のデビュー作『ある機関助士』は、ドキュメンタリーの傑作と名高い。羽田澄子の『コカ・コーラのお話』は、写真やイラスト、アートアニメスタジオによるアニメーションを用いてコカ・コーラの発明などが説明される。

上映作品(3作品、計72分)
恋の羊が海いっぱい(20分・カラー・1961年・監督:黒木和雄・企画:日本羊毛振興会)
ある機関助士(37分・カラー・1963年・監督:土本典昭・企画:日本国有鉄道)
コカ・コーラのお話(15分・カラー・1977年・監督:羽田澄子、藤本孝明・企画:コカ・コーラボトラーズ)


◆第3回 6月5日(水) 桜映画社:村山英治・杉井ギサブロー・大塚康生
1955年に設立された桜映画社は、社会教育映画、文化・科学映画などを製作。母親の計画的・合理的な家事の様子を撮影した『アメリカの家庭生活』は、実質的な代表者でもあった村山英治の作品。企画は製作でクレジットされている貯蓄増強中央委員会。同社のアニメーション第一作目の『たすけあいの歴史』は、さまざまなアニメーションの手法を用いて生命保険の歴史を描く。手塚治虫の原案を大塚康生が演出、宮崎駿がレイアウトで参加するなど(クレジットなし)、『草原の子テングリ』には現代日本アニメーションを代表するスタッフが集結している。

上映作品(3作品、計81分)
アメリカの家庭生活 第二部 おかあさんの仕事(29分・カラー・1964年・監督:村山英治)
たすけあいの歴史─生命保険のはじまり─(30分・カラー・1973年・監督:杉井ギサブロー・企画:生命保険文化センター)
草原の子テングリ(22分・カラー・1977年・監督:大塚康生・企画:雪印乳業株式会社)


◆第4回 6月19日(水) 新理研映画:松本俊夫|青年プロダクション:勅使河原宏|英映画社:松川八洲雄
戦前に教材映画などを製作していた理研科学映画を原点とする新理研映画は、PR映画も多数製作。前衛芸術グループ「実験工房」のメンバーとともに松本俊夫がシナリオをまとめ、音楽に武満徹、特撮に円谷英二を迎えた『銀輪』は、日本の実験映画史上の伝説的な作品である。『ドラムと少年』は、1950年代前半に勅使河原宏らが結成した青年プロダクションによる楽器をPRする劇映画仕立ての作品。文化財や社会教育に関する作品を多数製作した英映画社と記録映画作家・松川八洲雄による『ふるさと~』はポーラ伝統文化振興財団の”民俗芸能の心”シリーズの一篇。

上映作品(3作品、計74分)
銀輪[デジタル復元版・三色分解アナログ合成版](12分・カラー・1956年・監督:松本俊夫、矢部正男、樋口源一郎・企画:日本自転車工業会)
ドラムと少年(31分・カラー・1959年・監督:シネマ59[勅使河原宏、羽仁進、川頭義郎]・企画:日本楽器製造株式会社)
民俗芸能の心 ふるさとからくり風土記 八女福島の燈籠人形(31分・16mm・カラー・1987年・監督:松川八洲雄・企画:財団法人ポーラ伝統文化振興財団)


◆第5回 7月3日(水) 東京シネマ:野田真吉・大沼鉄郎|朝日広告社:清本隆男|鹿島映画:田代公幸、吉田巖
1954年に創立された東京シネマは、顕微鏡撮影を駆使した科学映画やPR映画を製作。野田真吉による『マリン・スノー』は、小林米作撮影の驚くほど美しい映像で石油誕生の秘密を描いている。1924年創立の八紘社(はっこうしゃ)が前身で1952年に株式会社となった朝日広告社による『マヨネーズ物語』(朝日広告社=現代放映)は、和田誠が音楽を担当。鹿島建設の子会社である鹿島映画は、世界最長の海底トンネル“青函トンネル”の建設記録など、建設業系のPR映画を多数製作した。

上映作品(3作品、計76分)
マリン・スノー―石油の起源―(25分・カラー・1960年・監督:野田真吉、大沼鉄郎・企画:丸善石油株式会社)
マヨネーズ物語(16分・16mm・カラー・1972年・監督:清本隆男・企画:キユーピー株式会社)
青凾トンネル―本州側工事の記録・技術編―(35分・16mm・カラー・1977年・監督:田代公幸、吉田巖・企画:鹿島建設=熊谷組=鉄建建設

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