現代美術用語辞典
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「第1回国際ダダ見本市」展

「第1回国際ダダ見本市」展The 1st Exhibition of International Dada Fair

1920年、左右両派および中央派からなるベルリンのダダ構成員全てが参加し、「ダダ資本家」といわれた画商オットー・ブルヒャルト博士のもとで、ベルリンでの「第1回国際ダダ見本市」展が開かれ、ベルリンのダダ運動は頂点を迎えた。参加者はG・グロッス、J・ハートフィールド、R・ハウスマン、H・ヘーヒ、O・ディックスらであった。展覧会には挑発的で戦争や革命の残酷な情景を表わす政治的作品が並べられた。例えば豚の頭を持ち、「革命によって絞首刑にされた」と書かれたプラカードをさげたドイツ将校の人形が天井からぶら下げられたりした。また、グロッスとハートフィールドが「芸術は死んだ。タトリンの機械芸術よ万歳」と書いたポスターをデザインしたのもこのときである。すべてに優先する「アンチ」が芸術に対してではなく、社会を支配するものに向けられ、政治論争が芸術的動機を凌駕するものだった。
(山口美果)

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