現代美術用語辞典

クンストハレKunsthalle

「クンスト」は芸術、「ハレ」はホールを意味するドイツ語。コレクションを持つ「クンストムゼウム(アートミュージアム)」に対し、コレクションを持たず企画展に重点を置く美術館を指す。ドイツやスイスでは、ハンブルクのクンストハレ、ベルンのクンストハレ、バーゼルのクンストハレなど、一般的な形式として普及しているが、日本では水戸芸術館が数少ない例のひとつである。日本でも、東京都美術館など、団体展を多く行なう展覧会重視の美術館はあったが、それらは、ともすれば「貸会場」というネガティヴな評価を受けがちであった。それに対し、「クンストハレ」形式の美術館というときには、独自の企画を充実させることで、主体的な活動を行なっている美術館というポジティヴな意味で使うことが多い。また、ドイツでは、コレクションのみならず、専属のキュレーターも置かず、すべてゲスト・キュレーター制を採るボンのクンストハレのような例も現われてきている。
(鷲田めるろ)

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.artgene.net/mt/mt-tb.cgi/521

このページへのトラックバック一覧 クンストハレ

» トップライト@basel トラックバック 『satohshinya』

クンストハレはコレクションを持たず企画展示を中心に活動する施設であることがわか...続きを読む
トラックバック送信日 2006年08月12日 07:20