

| 開催期間 | 2010年7月31日(土)~2010年11月28日(日) |
|---|---|
| 休館 | 毎週月曜日(ただし祝休日の場合は開館、翌日休館) |
| 時間 | 午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで) |
| 会場 | 世田谷美術館分館 宮本三郎記念美術館 |
| ホームページ | http://www.miyamotosaburo-annex.jp/ |
| 住所 | 東京都世田谷区奥沢5-38-13 |
| お問い合わせ先 | E-mail miyamoto.annex@samuseum.gr.jp Tel. 03-5483-3836 |
昭和の洋画壇を代表する一人として、宮本三郎(1905-1974)の名がとりあげられることは少なくありません。15歳にして故郷を離れ、川端画学校、関西美術院などに学び、二科展を中心に発表を重ねていた宮本は、1938年、初めての渡欧を果たします。彼はフランス、イタリア、スイスなどを巡り、西洋美術をじかに感受する幸福な外遊の時を過ごしましたが、第二次世界大戦の勃発により、この旅は一年を経ずして、突然に終わりを迎えました。
帰国した宮本を待ち受けていたのは、戦時色に支配された日本の国情でした。若き日から、ただひたすらに画家をめざしてきた宮本にとって、戦争という生々しい現実との遭遇は、まさに濃厚な時代の潮流のただなかに、身を投じることにほかなりませんでした。そうしたなか、彼の名を広く世に知らしめたのは、≪山下・パーシバル両司令官会見図≫(1942年/東京国立近代美術館蔵)でした。戦争記録画の中でもひときわ注目されるこの作品は、今もなお、宮本三郎の名をにわかに想起させる一作です。
本展では、1940年から1945年という激動と混迷の時代を軸とし、これに相前後する滞欧期、そして戦後の荒廃した時期のそれぞれに描かれた作品をご紹介いたします。さらに周辺資料として、宮本三郎が遺した厖大な蔵書から当時の世相を反映した書誌、また従軍した中国、フィリピンで撮影された写真を初公開し、時代の変遷と対峙した、画家・宮本三郎の足跡をたどります。