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2012.01.17

クール・ジャパン!~世界が認めた日本の魅力~

テーマ:デザイン  | カテゴリー:デザイン  建築  映画  絵画  

さかのぼれば「浮世絵」、アートやデザインの歴史に新たな潮流を生み出した「ジャポニズム」、そして今日、世界を席巻している「クール・ジャパン」…。みなさんもご存じのように、日本発の芸術・アートは世界のクリエイティブに大きな影響を与えてきました。

「絵画」「建築」「映画」とさまざまなところで見られる、世界が認めた“日本の魅力”を探していきましょう!

世界が注目した日本画がもつ魅力とは?

クール・ジャパン!~世界が認めた日本の魅力~のサブ2写真【大】

(左)広重作 『東海道五十三次之内 蒲原』 (右)尾形光琳 『紅白梅図屏風(紅梅図、部分)』

日本のみならず、いまだに世界中に多くのファンをもつ日本画の世界。その所蔵数は日本国内よりも、もはや海外のほうが多いとさえ言われています。ではなぜ日本画、特に浮世絵がそれほどまで世界に愛されているのか、その魅力を改めておさらいしてみましょう。

まず浮世絵の特徴として、平面的で陰影が無い、輪郭線がある、簡素な構図といった点があげられます。写実的な西洋画と比較するととてもシンプルで、かつイラスト的な要素を持っているのです。またその一方で、琳派などに代表されるような、金箔を使用したゴージャスな作品も数多く存在します。

そのシンプルさと豪華さが混在した日本画の表現技法は、ゴッホのような色彩の濃い油絵や、またダ・ヴィンチやラファエロのように写実的な表現のテンペラ画などに親しんでいる海外の人々を驚かせました。

クール・ジャパン!~世界が認めた日本の魅力~のサブ3写真【大】

(左)James Tissot (1836–1902) による1869–70年の作品 (右)Paris Illustré Le Japon vol. 4, May 1886, no. 45-46(パリの美術雑誌『パリ・イリュストレ』 表紙)

江戸時代に誕生した浮世絵や琳派の手法は、その構図の大胆さや色彩センスなどが高く評価され、19世紀のヨーロッパでは「ジャポニスム」と呼ばれ一大ムーブメントを引き起こしました。例えば、ゴッホは浮世絵のもつ色彩センスに感動し、熱心に模写を繰り返したり、日本をモチーフにした作品を数多く残しています。

しかもこの「ジャポニスム」は一時のブームで終わることなく、30年以上もその運動が続いたといいます。欧米の美術史では、ルネサンスに匹敵するほどの美術の変革活動とも呼ばれているので、驚きですね!

その後この「ジャポニスム」の流れは、絵画だけにとどまらず、建築やインテリア、映画などのカルチャーにまで広まっていきます。
(「ジャポニズム」については、『名画を百倍楽しむ鑑賞法』 特集もご覧ください!)

>>建築界の巨匠たちも日本文化に影響を受けていた!