Title:ナヌラーク
2024/1/12
分類:食肉目クマ科
英題:Nanulak
「奇妙なクマ」
あるとき、北極で奇妙な姿のクマが撃ち止められました。そのクマは全身の毛が白く、顔つきもホッキョクグマに似ていましたが、目の周りや足に茶色の毛が混ざっていたのです。
DNA鑑定にかけられた結果、そのクマはホッキョクグマを母に、グリズリー(ハイイログマ)を父に持つ雑種であることが判明したのです。何故、本来なら生息圏が違うはずのクマ同士での雑種が自然下で産まれたのでしょうか。
実は温暖化の影響で南の森林に生息していたグリズリーが北上、流氷が溶けたことで行き場を失ったホッキョクグマが南下してきたことで、両者が出会う機会が増えてしまったのです。実際にグリズリーとホッキョクグマが同じ餌場を共有している様子も映像に収められています。
私はこの事実に、これも新たな進化への道なのかと考えると同時に、ホッキョクグマが絶滅に近付きつつあるということを暗示しているのではという不安にも駆られています・・・。
不適切なコメント、またはスパムとして報告しますか?
不適切なコメント、またはスパムとして報告されたコメントArtgeneスタッフが削除する場合がございます。
報告する 閉じる