Title:松竹梅嘴広鸛図 右幅
2021/10/6
shou chiku bai hasibirokou zu
homage to 伊藤若冲「松竹梅群鶴図」
★NYブルックリンで開催された「J-COLABO ANNUAL GROUP展 2019」にて銅賞受賞作品。
和紙、墨
2019
「草木国土悉皆成仏 - soumoku kokudo sikkai joubutsu」
と、すべての生き物に仏性が宿るという慈悲の心で数多くの名作を世に残した伊藤若冲は僕が墨絵をはじめるきっかけとなった日本を代表する絵師です。
その「若冲がもし、この時代に生きていたとしたら彼はこの絶滅危惧種の鳥にどんな憂いをもって描いただろうか」
というテーマから若冲の“松竹梅群鶴図”という水墨画をベースに描いた作品。
日本の動物園でも多くみられるようになり、人気のあるこのハシビロコウが実は絶滅危惧種に指定されていることはあまり知られていない。
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報告する 閉じるHideyuki Kawamura1201日前
kobyさん
コメントありがとうございます。また、有り難い評をいただき恐縮です。
2006年に若冲の水墨画を観て衝撃を受け、2008年より本格的に水墨画を倣いはじめ2016年頃から若冲の水墨画を模写しはじめ、その筆勢から描き方だけではなく、思いも学ばせて頂きました。
落款は若冲のものをベースに白文印が「英之模図」・・・「英之が模写した図」と朱文印が「若冲敬倣」・・・「若冲を敬い倣う」という思いを捺させて頂いております。
繊細な洞察をありがとうございました。
kobx1206日前
うまい!うますぎます!
松の濃墨のかすれ、足の薄墨の表現、大胆な構図!😵
しかもモチーフがハシビロコウというところも、まさに若冲が現代に生きていたらというテーマにぴったりですね。それでいて、顔や羽の線画は若冲よりも繊細でココに個性を感じました。落款まで若冲に近しいですね。