Title:On Sunday
2026/8/21
ある日曜日の朝、空はどこまでも青く、雲はまるで綿あめのように浮かんでいました。
「こんなにいいお天気なら、お出かけしなくちゃ!」
ミケは自慢のまっかな自転車にまたがり、鈴をチリン、と鳴らしました。
ペダルを漕いでぐんぐん走っていくと、丘の上に大きな虹がかかっていました。
なんと虹のたもとには、雲でできた小さな喫茶店があったのです。
ミケが席につくと、店主のふくろうは月の形をしたクッキーと、星のかけらを浮かべたレモネードを出してくれました。
ひとくち飲むと、口の中に夏の風のような爽やかな味が広がります。
「7月の味がするよ」
ミケが笑うと、ふくろうも嬉しそうに目を細めました。
ふくろうとのおしゃべりはとっても楽しく、気がついたら外は真っ暗になっていました。
「おっと、そろそろ店じまいの時間だね」
ふくろうはそういうと、虹をぱたんと折りたたんで、店の中に仕舞い込みました。
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