Title:HANABI #0013
2026/7/17
「HANABI」シリーズの写真は、廣池昌弘が提起した「アクション・フォトグラフィー」による写真シリーズの作品です。
「アクション・フォトグラフィー」は、ジャクソン・ポロックのアクション・ペインティングに着想を得て、写真に身体性や偶然性を取り込み、その痕跡をイメージとして定着させる試みで、ICM(Intentional Camera Movement)を制作の中核に据えています。
この写真は、日本の夏の風物詩である打ち上げ花火を、カメラを動かしながら撮影しています。合成などのデジタル加工は一切行っていません。花火の強い光を捉えながら、リズミカルにカメラを動かすことで、身体の動き、偶然性、そして時間の積層が一体となり、「行為の軌跡」として画面上に現れます。その結果として生まれるイメージは、写真と絵画のあいだに位置する「描く写真」とも言えるものです。
花火特有の爆発的なエネルギーと予測不能な光の広がり、そして自由なカメラワークが複雑な偶然性を生み出し、未知の生命体を想起させる、抽象的かつ有機的な像を形成します。
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