Artgene

Title:無氣-むき-/Muki

2024/3/13

無機質でできた電波塔。

ただただ無気力に佇みながら、電気を流れては電波を送り続けている。

それはどこかモノクロのような世界だった。

・・・

この社会に生きていく中で、どこか無気力になってしまう瞬間はないでしょうか。

何もかもやる気が失われて、世界がまるでモノクロになったような感覚のなか、普段は自然を写真におさめるのですが、この日は無機質なものを撮影していました。

無機質な電波塔でも、人々の生活を豊かにするために電波を送り続けているということを改めて実感し、するとこの塔に感謝の気持ちが生まれました。

そこから気力が元に戻り始め、この電波塔から電波だけではなくて元気までいただいたとそういうちょっとしたエピソードでした。

どこか気力が湧かない時はこういった無機質な写真を見てみると、逆に何か得られるものがあるかもしれません。

PENTAX KF
smc PENTAX-DA 18-270mmF3.5-6.3ED SDM

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