Title:瑞祥七福神 福禄寿図
2026/1/15
本作は、七福神を主題としたシリーズ《瑞祥七福神》の一作として制作された作品です。
福禄寿は、長寿・幸福・富の三徳を備えた神として信仰され、人生の安泰と穏やかな繁栄を象徴する存在として親しまれてきました。
画面背景には、朝日や夕日を思わせる円形を配し、日々の始まりと終わり、そして時が絶えることなく巡る様を表しています。その円の上には吉祥の象徴である鶴を描き、長寿や祝福の意味を重ねています。本シリーズでは、この鶴を共通の意匠として取り入れています。
福禄寿の手には、龍の頭を模した杖と瓢箪を持たせています。龍頭の杖は生命力と霊性の象徴であり、瓢箪は命を養い、福を蓄える器として古くから縁起物とされてきました。また背には芭蕉扇を携え、長寿や健康、穏やかな力の象徴として描いています。足元には宝珠や小判を配し、静かに満ちていく福徳の姿を重ねています。
本作は、七福神信仰における福禄寿の意味を一図として表した作品です。住まいの空間に、健やかな日々と長く続く福を願う一枚となっています。
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