Title:ダイヤモンドダスト
2025/10/19
北海道で生まれ、18歳までをそこで過ごした
通っていた小学校は、朝の最低気温がマイナス19.6度以下になると、始業が1時間遅れとなり、マイナス24.6度以下になると休校になる
寒い朝は、まず1番にテレビで天気ニュースを見て、喜んだりガッカリしたり
だいたい一冬に1~2回くらいだが、寒さで学校が休みになることもあったと思う
寒さで学校が休みになると「やったー」と、大きくガッツポーズを決めて、そわそわと朝ごはんを食べ、スキーをはいて一目散に裏の山へと向かう
裏の山には斜面の長さが5~60mほどの小さなゲレンデがあって、リフトも何もないが、日曜ともなれば近所のスキーヤーたちで結構混み合うのだ
しかし、寒さで小学校が臨時休校の平日午前となれば、その小さなゲレンデがほぼ貸切状態
抜けるような青と、目を開けたられないくらい眩しい白い雪、そしてキーンと首の付け根を刺すような寒気の中で、自分だけの専用ゲレンデを颯爽と滑り落ちるのは、なんとも格別な気持ちよさだ
ダイヤモンドダストといえば、日常的にそこそこは見ていたはずなんだが、あまり記憶にない
そんな訳でこれはイメージの中のダイヤモンドダスト
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