Title:The Eye That Remains-Shinjuk#1
2026/8/24
東京で20年近く勤務した、最後の月。
東京を離れる前に、ずっと気になっていたアート作品「新宿の目」を、もう一度見ておこうと思いました。
ところが、新宿西口を歩いてもなかなか見つからない。
ついには交番に駆け込み、「新宿の目はどこですか?」と尋ねました。
すると――その「目」は、交番のすぐ目の前にありました。
私はしばらく、その場に立ったまま「新宿の目」と向き合っていました。
巨大な瞳。
波打つガラス。
無数の光。
そして、こちらを静かに見つめ返してくるような、不思議な存在感。
かつてその場所にあった新宿スバルビルは、現在では解体され、街の風景から姿を消しました。
けれど、「新宿の目」は今も新宿西口に残り続けています。
この写真は、単なる都市のアートを記録した一枚ではありません。
20年近く過ごした東京での時間、その終わりに立ち、最後にもう一度この「目」と対面した――その瞬間を写し取った、私自身の東京の記憶です。
消えていく都市の風景の中で、なお残り続けるひとつの眼。
モノクロームとカラー、それぞれ異なる表情で、この「残された眼」を作品として残しました。
不適切なコメント、またはスパムとして報告しますか?
不適切なコメント、またはスパムとして報告されたコメントArtgeneスタッフが削除する場合がございます。
報告する 閉じる