Title:Let There Be Light 創世記・光あれ
2024/9/12
旧約聖書・創世記は宇宙の誕生から始まる。暗闇の中、まず光あれと神の声。
人間は「神」を発明した。言葉を持たない猫も人間の神に代わる概念として、光を崇めている。陽光やロウソクの光を、猫たちは尊重し、感謝している。もしも猫が聖書を作るとしたら、最初の言葉は、やはり光あれ・・だろう。
レンは2006年生まれの、今時の猫。火を恐れず、虫をペットとして飼い、ネズミを食糧とは思わない。そんな新猫類なのに古語を使う。言葉を持たない猫にも、対・人間用には専用語があるのだが、なんと流行り廃れまであった。
60年くらい前まで、当たり前に交わされていた機嫌のいい挨拶「グルニャン」。ある時期から猫たちは一斉に使わなくなった。死語だった期間は40年間にも及ぶ。鳴き声に喉の転がしを入れない会話が横行し、それを進化と受け止め始めた18年前、この懐かしい「グルニャン」「グルグル」を使う子、レンが生まれた。一体どこから覚えたのか聞いてみたところ、答えは「グルニャン」。
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